消しゴム工場へようこそ!
人気の「トイレ」消しゴムができるまでを密着取材。
企画会議など通常の工場見学ではお見せできない裏側も大公開しちゃいます。
「おもしろ消しゴム」ができるまでを写真と動画で見てみましょう!
イワコーのおもしろ消しゴムができるまで
01
アイディア&企画会議
新しい消しゴムを作るときに重要なのはアイディアのおもしろさ。そしてそれが実現できるかどうかの検証です。
まずは社長と企画部スタッフや工場長、金型屋さんなどを集めて何度も企画会議をおこないます。
「このカタチはいくつのパーツでできる?」「子どものお小遣いで買えるコストに収まるかな?」「こんな色があったらおもしろいよね!」
毎回シビアな計算と笑いが出る会議です。
02
実物大の試作を制作
企画がまとまったら、粘土や3Dプリンターを使って実物大の試作を作ります。こうした見本は社内やお客様とのコミュニケーションにも必要不可欠。イワコーでは企画部のスタッフがコンピューターでモデリングし、社内の3Dプリンターで試作品をプリントします。
3Dプリンターで印刷された"ミニ便器"をカッターで外していきます。
実際の消しゴムと比較してみましょう。色が実際とは異なっていたり質感が違ったりなどもしますが、実物大で分かりやすいと好評です。何度も試作を重ねてから、金型を製造している会社へ金型を発注します。
03
消しゴムの型を変える「駒替え」をする
イワコーの消しゴムは射出成形機(しゃしゅつせいけいき)とよばれる機械で作られています。
まずはこの機械にセットするための金型を組み立てます。この作業を「駒替え」と呼びます。
同じベースの金型に対して異なる駒(こま)を変更していくことで、様々な形状のパーツが効率よく製造できます。
駒替えの作業では、金型にピンを刺して駒を固定します。金型は一人では持てないくらいの重量な上、ピンには番号が振ってあり番号通りに締めていかなくてはなりません。体力と集中力のいる作業ですね。コマを交換したら射出成型機に金型をセットします。
04
消しゴムのモト「ペレット」を彩色する
流し込むためのプラスチックの原料「ペレット」を用意します。
たとえば同じ黄色でもロールケーキの黄色とキリンの黄色、歯ブラシの黄色は全然違うので、
イワコーではパーツごとに使う色を細かく決めて管理しています。
真っ白い"便器"の場合は彩色しなくてもオーケーですが、色付きの消しゴムの場合はペレットに染料を混ぜて機械でぐるぐると撹拌(かくはん)していきます。
05
「射出成型機」で製造を開始!
消しゴムを作る「射出成型機」にペレットを投入します。
ペレットを熱して溶かし、金型に送り込んだあとに冷却して形を作ります。
鯛焼きみたいなイメージですね。
ペレットを熱して液状になったプラスチックを少しだけ見てみましょう。液状のプラスチックに湯気が立っているのがわかります。
一度停めた機械を動かすとき、すぐにベストのコンディションになるとは限りません。消しゴムの品質が一定になるまで機械の設定を調整していきます。次第に機械のコンディションが整ってくると自動的にたくさんの消しゴムが製造されていきます。
消しゴムの形が完成
消しゴムができました。自動で作られる機械は不思議とずっと見ていられそうです。予定の数の製造が完了すると、次の金型とペレットをセットして別の消しゴムの製造に移ります。
不要な部分は再利用
たとえばプラモデルの余分な枠の部分を「ランナー」と言いますが、
トイレの便器のように、消しゴムの中にはこのランナーが出るタイプの金型があります。こういった製造工程で出たランナーや、温度などの関係で成形に失敗したものは粉砕機で細かくして再度ペレットとして再利用します。
06
組み立て
完成した消しゴムは機械を離れて内職の部署へ。ここは消しゴムを組み立てる部署です。
細かいパーツに分かれている消しゴムを黙々と素早く組み立てます。
トイレには"ウンチ"を入れるのも忘れません。組み立てができたら小さな袋に袋詰していきます。
「トイレ」の完成!
ゴリラも乗せてみました!
07
お客様に向けて梱包&出荷
60個、アソートなどのボックスや海外向けなど、ご注文いただく内容に応じてさまざまな梱包をおこなっていきます。
梱包が完了した商品は一旦倉庫へ。その後ご注文内容に合わせて国内・国外へ発送します。
私たちが心を込めて企画・製造・発送しております!
メーカー、小売、卸の皆さんはもちろん、一般のお客様からのご注文も承っておりますので、
お気軽にお問い合わせください!